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アクリル絵の具で描く際のキャンバスの下地の作り方【徹底解説】

こんにちは!絵描きの岡部遼太郎です。


(制作中のアクリル画作品)

こんにちは、画家やイラストレーターのみなさん!

アクリル絵の具でキャンバスに絵を描く前に、下地作りはとっても大切ですよね。

今日は、初心者の方でも簡単にできる下地の作り方を優しく解説していきます。

しっかりとした下地を作ることで、絵の具がキャンバスになじみやすくなり、色の発色も鮮やかになります。

それでは、筆を持って、一緒に下地作りのコツを学んでいきましょう!

アクリル絵の具で描く際のキャンバスの下地の重要性

アクリル絵の具を使った絵画制作において、キャンバスの下地を整えることの大切さについてお話しします。

キャンバスにジェッソはなぜ必要?

キャンバスに直接アクリル絵の具を塗ると、絵の具がサラサラと流れてしまったり、キャンバスの繊維が見えてしまったりします。

それを防ぐために、ジェッソという白い液体を下地として塗ります。

これを塗ることで、絵の具ののりが良くなり、発色も鮮やかになるんですよ。

ジェッソを塗るときは、筆を使ってキャンバス全体にまんべんなく塗りましょう。

乾かした後にやすりで軽くこすると、さらに滑らかな表面が得られます。

これが、美しい絵を描くための大切な第一歩です。

ジェッソは絵の具の層を守る役割もあります。

ここがポイント!
時間が経つとキャンバスは収縮したり伸びたりすることがありますが、ジェッソがあるとその影響を受けにくくなります。

だから、長い間、絵をきれいな状態で保つことができるんです。

キャンバスの下地がアクリル絵の具の発色に与える影響

キャンバスに下地がなぜ必要かというと、キャンバスそのものは吸い込みが強いため、そのまま絵の具を塗ると色がくすんでしまうからです。

下地を作ることで、絵の具をキャンバスが吸い込むのを防ぎ、発色を良くすることができます。

特にアクリル絵の具は速乾性があり、直接キャンバスに塗るとすぐに乾いてしまうので、下地が色の見栄えを良くするだけでなく、描きやすさにも影響を与えます。

下地作りにはジェッソだけでなく、モデリングペーストという厚みを出すための材料も使います。

これにより、絵に立体感を出すことができます。

また、ジェルメディウムを使って、絵の具の層を保護したり、胡粉ジェッソを使って独特の質感を出したりすることもできます。

おかべ
キャンバスは吸収性が強いため、アクリル絵の具を直接塗るとくすんだりムラになったりしてしまうんだ。

だから下地はアクリル絵の具の絵画を描く上で仕上がりに影響する大切な工程なんだよ。

下地にはジェッソという白い液体を使うのが一般的!

キャンバスの下地作りの基本

このセクションでは、キャンバスの下地作りの基本を紹介します。

ジェッソとは何か?その役割と特徴

ジェッソは絵を描く前にキャンバスに塗る白い液体のことで、絵の具の下地として使います。

アクリル絵の具で絵を描く時に、ジェッソが大切な役割を果たしているんですよ。

下地をしっかり作ることで、絵の具の色がきれいに出るんです。

ジェッソは絵の具がキャンバスにしっかりとくっつくようにする助けもしてくれます。

キャンバスの表面を滑らかにして、絵の具を塗りやすくするんですね。

さらに、ジェッソを塗ることでキャンバスを守ることができます。

絵の具が直接キャンバスに触れるのを防いで、長持ちさせることができるんです。

ジェッソの塗り方と注意点

ジェッソの塗り方にはコツがあり、均一に薄く塗ることが大切です。

筆を使って薄く均一に塗り、乾かした後に軽くやすりがけをすると、更に滑らかな地が作れます。

ここに注意!
塗る際には筆の跡が残らないように注意しましょう。

また、ジェッソは何層にも重ねて塗ることができますが、一度に厚く塗りすぎると割れの原因になるので気をつけてください。

下地作りには時間がかかりますが、丁寧に行うことでアクリル絵の具の魅力を最大限に引き出すことができます。

おかべ
ジェッソは発色を良くする、絵の具がくっつきやすくなる、色を塗りやすくする、キャンバスを保護するといったメリットがあるよ!

ジェッソを塗る時は筆で均一に塗り、乾いたらやすりをかけて表面を滑らかにするのが基本!

一度に厚塗りしすぎると割れてしまうから注意しよう。

下地作りの具体的な手順

それでは、下地作りの手順を見ていきましょう。

 

ジェッソを使用した下地作りのステップ

まず、キャンバスの表面をきれいにし、ほこりや汚れを取り除きます。

次に、ジェッソを筆にとり、キャンバス全体に均一に塗り広げます。

塗り方は、筆の動かし方に注意し、できるだけ平滑な地ができるよう心がけましょう。

塗った後は十分に乾燥させることが大切です。

乾燥時間は、ジェッソの種類や厚みによって異なりますが、一般的には数時間から一晩かかります。

平滑な地を作るテクニック

ジェッソの塗り方ですが、筆を使って均一に塗り広げることが重要です。

塗り方が雑だと、後から絵の具を塗ったときにムラになってしまうので、丁寧に塗ることが大切です。

また、ジェッソは何層にも重ねて塗ることができます。

一層塗った後に乾燥させ、さらに上から重ねて塗ることで、より滑らかな表面を作ることができます。

次に、下地をより滑らかにするためには、やすりがけも効果的です。

ジェッソが完全に乾いた後、細かいやすりで軽く表面を磨くことで、余分な凹凸を取り除きます。

この作業を繰り返すことで、絵の具が美しくのる滑らかなキャンバスができあがります。

モデリングペーストとの併用方法

モデリングペーストは、絵の具の層に立体感を出したいときにとても役立つ材料です。

まず、キャンバスに直接モデリングペーストを塗り、好みの形や模様を作ります

このとき、筆やパレットナイフを使って、思い通りの形に整えましょう。

乾燥後、この上からアクリル絵の具を塗ると、立体的な表現が可能になります。

ただし、乾燥すると硬くなるので、乾く前にしっかりと形を整えることが大切です。

また、乾燥時間は厚みにもよりますが、しっかりと乾かないと、上から絵の具を塗ったときに形が崩れることがあるので注意してください。

おかべ
ジェッソを塗る時は均一に伸ばして平滑な表面になるようにしよう。

一般的に乾くのには数時間から一晩かかるよ。

乾いた後にもう一度重ね塗りをしたり、やすりをかけるのも効果的!

下地にモデリングペーストを使うと立体的な作品に出来るよ!

キャンバスの下地における様々な素材の活用

このセクションでは、下地作りにおける素材の活用方法を紹介します。

ジェルメディウムとモデリングペーストの違いと使い分け

下地作りでは、ジェルメディウムやモデリングペーストもよく使われます。

ジェルメディウムは透明感があり、絵の具を薄めたり、絵の具の層を厚くしたりするのに役立ちます。

一方、モデリングペーストは白くて厚みがあり、立体感のある表現ができます。

使い分けは、描きたい絵の質感や立体感によって決めるといいですね。

ここがポイント!
水面の透明感を出したい時はジェルメディウムを、岩や壁のようなザラザラした質感を出したい時はモデリングペーストを使うと効果的です。

どちらもキャンバスに直接塗ることができ、乾くと水に強いので、長持ちさせたい絵にもぴったりです。

胡粉ジェッソを使用した下地作り

胡粉ジェッソは、主に日本で使われる伝統的な仕上げ材料で、主成分は生石灰や骨灰です。

これは、建築や伝統的な日本の絵画、漆工などで広く使用され、表面を保護し美しい仕上げを提供する役割を果たします。

胡粉ジェッソ自体は粉末なので、ペースト状になるまで水と混ぜ合わせて使います。

塗り方は一般的なジェッソと変わりません。

乾いて凹凸があればやすりをかけましょう。

おかべ
下地作りにはジェッソ以外にも、ジェルメディウムやモデリングペースト、胡粉ジェッソがよく使われるんだね。

作品のイメージに合わせて素材を選んで下地を作ると、あなたにしか出せない風合いになるよ!

下地作りの仕上げとメンテナンス

このセクションでは、下地作りの仕上げとメンテナンスについて紹介します。

やすりがけによる滑らかな仕上がりの作り方

ジェッソを均一に塗った後は、完全に乾かすことが大切です。

乾燥時間は商品によって異なるので、パッケージの指示に従ってください。

乾いたジェッソの表面をやすりで磨きます。

ここがポイント!
このとき、粗めのやすりから始めて徐々に細かいやすりへと移行することで、より滑らかな表面を作ることができます。

やすりがけは力を入れすぎず、軽く円を描くように行うと良いでしょう。

やすりがけをした後は、キャンバスから出る粉をきれいに払い落としましょう。

これにより、アクリル絵の具がキャンバスにしっかりと定着し、美しい仕上がりを得ることができます。

長持ちさせるためのキャンバスのメンテナンス方法

下地が乾いたら、絵を描く準備は完了です。アクリル絵の具は水に強いですが、キャンバスのお手入れは必要ですよ。

もし、キャンバスに汚れがついたら、乾いた布で優しく拭き取るといいですよ。

強くこすると絵の具が傷むので、優しく扱ってくださいね。

最後に、絵が完成したら、保護のためにワニスを塗ると、色褪せを防ぎ、絵を長持ちさせることができます。

おかべ
キャンバスの下地に塗ったジェッソは筆の後が残っていたり気泡で凹凸があったりするよ。

しっかり乾いたあとにやすりをかけて表面をなめらかにするんだ。

粗い目から細かい目のやすりを順番にかけて、出た粉はキレイにはらい落とそう。

キャンバスに汚れがあったら乾いた布で優しく拭き取ろう。

まとめ

アクリル絵の具でキャンバスに描く時、下地作りはとても大切ですね。

キャンバスに下地をしっかりと施すことで、絵の具の発色がよくなり、作品の耐久性も向上します。

下地にはジェッソを使うのが一般的ですが、塗り方にはコツがあります。

均一に塗ることで、滑らかな地を作ることができるんですよ。

また、モデリングペーストを使って立体感のある下地を作ることも可能です。

さらに、ジェルメディウムを使ったり、胡粉ジェッソを選んだりすることで、異なる質感を楽しむことができます。

下地作りが完了したら、やすりがけをして表面を整えましょう。

そして、作品を長持ちさせるためには、キャンバスのメンテナンスも忘れてはいけません。

最後に、下地作りで大切なのは、絵の具の層が均等になるように心がけること、そして、自分の作りたい作品に合った下地を選ぶことです。

この記事を参考に、アクリル絵の具を使って、美しい作品を仕上げてくださいね。

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